【協働ロボットとは】
人手不足現場の救世主
「協働ロボットってそもそも何だろう?」
「産業ロボットと何が違うの?」
そんな疑問をお持ちの方へ、まずは結論をお伝えします。
協働ロボットとは、「人と同じ空間で働くことができ、自動化が難しかった多品種少量生産に対応できる」ロボットです。その点で「人手不足にお悩みの中小企業の救世主となりうる存在」だと、我々は考えております。
詳しく解説いたします。
1. 安全面
産業用ロボットは、動きが高速で力が強いため、法律によって「安全柵」で囲うことが義務付けられています。そのため、導入には広大なスペースが必要で、プログラミングにも高度な専門知識が求められました。結果として、広大な工場を持つ大企業が「少品種大量生産」を行うための専用設備という位置づけでした。
一方、協働ロボットは「安全柵なし」で、人が作業している狭いスペースにそのまま設置できるのが最大の違いです。
ただし「安全柵なし」で協働ロボットを利用するためには、人が近づいた際は低速又は停止する事が必要です。
そのため協働ロボットには、レーザースキャナーなどの高度な安全センサーが連携される事が一般的です。危険なエリアに人が近づくと自動的に減速し、さらに接近すると停止する仕組みを持っています。これにより、限られた工場のスペースでも、人が隣で作業をしながらロボットを稼働させることが可能になりました。
2. プログラミング(導入難易度)
従来の産業用ロボットは、ロボットシステムインテグレータ(SIer)と呼ばれる外部の専門業者にプログラミングを外注するのが一般的で、多額の費用と時間がかかっていました。
一方協働ロボットには、直感的に操作できる画面(ユーザーインターフェース)を備えています。それにより専門知識を持たない現場の担当者でも、少しの学習で簡単に動作を教え込む(ティーチングする)ことができます。
3.適合用途
協働ロボットの「自分たちで簡単に操作できる」という特徴は、製造現場に「内製化」という大きなメリットをもたらします。
従来のロボットは、設定変更に手間とコストがかかるため、同一製品を大量に生産する(単品種大量生産)現場にしか適していませんでした。しかし、自社でプログラムを変更できる協働ロボットであれば、「午前中は部品Aの組み立て、午後は部品Bの検査」といった多品種少量生産の現場にも柔軟に対応できます。
4.投資対効果
産業ロボットは、単品大量生産に使用するため、生産量を増やす事で費用対効果を高めます。一方協働ロボットは、1台のロボットに様々な作業を覚えさせ、24時間365日休まず稼働させることで、高い投資対効果を発揮します。つまり協働ロボットは、多品種少生産を取り扱うの中小規模の企業様でも、費用対効果の最大化が可能です。