テックマン・ビジョン機能　現場での使い方

これまで、協働ロボットテックマンのビジョン機能をいくつかご紹介しました。

今回は更に皆様に理解を深めていただくため、ビジョン機能が製造現場でどの様に使われているのかについて、解説いたします。

解説する機能は、ビジョンIO、OCR機能、QRコード識別、色識別です。
ビジョンIOは、テックマンカメラの見える範囲で何か物が動いた時に反応する機能ですが、 現場では、ベルトコンベアで運ばれてきた製品をテックマンが拾い上げて、箱詰めしたりする作業などに使われています。

OCR（数字や文字を識別する）機能は、重さや電力などを測った時の表示を読み取り、記録する事が出来ます。更にその値ごとに仕分ける作業も可能です。
続いてQRコードの識別は、様々な作業に利用できますが、一例としましては、作業台の上に様々なQRコードを置く事によって、テックマンに異なる作業をさせる事が出来ます（詳細は動画をご覧ください）。

そして最後は、色識別機能です。機械の運転、停止中、正常、異常などを、 表示灯やタッチパネルの画面で表示している現場は多いと思います。
色識別機能を利用すると、テックマンと表示灯を電気的につなぐ事なく、次の作業を行う事が出来ます。

電気的接続が不要である事は、今回ご紹介したすべてのビジョン機能にも当てはまります。

そのため協働ロボットテックマンに標準装備されている全てのビジョン機能は、 移動や別作業へのハードルが飛躍的に低くなります。
その結果、協働ロボットテックマンは少量多品種にも最適なロボットと言えます。